建設工事現場から発生する建設発生土は、長い間不要な残土として山林などに投棄され、一方で工事に必要な土砂は山砂を掘り崩すことによってまかなってきました。こうして残土問題は、二重の意味で大きな環境問題を引き起こしてきたのです。
東京都などの先進的な取組を背景に、今では「建設発生土は貴重な資源である」という認識が広がりつつありますが、全国的にみるとまだまだ不十分な現実も見受けられます。
私たち日本粒状改良土協会は、「建設発生土は貴重な資源である」を具体的に実践すべく、日本全国から仲間が集まり、2000(平成12)年に特定非営利活動法人(NPO)として発足いたしました。
私たちは、建設発生土を受け入れ、これを高品質で使い勝手の良い土(粒状改良土)に改良し、さまざまな工事現場で活用していただくことを通じて、今後とも環境の保護と改善に寄与してまいります。
特定非営利活動法人 日本粒状改良土協会
理事長 瀧永 登